ADAPユーザー事例発表会2024 開催報告
御礼
先日はご多用の中、弊社「ADAPユーザー事例発表会2024~モノづくり産業の継続的な発展~」にご参加賜り厚く御礼申し上げます。
今年も、昨年度に引き続き、オンラインと現地会場のハイブリッド型で開催させていただきました。
会場におきましては、ユーザー様、一般参加者様ともに日本各地からお集まりいただき誠にありがとうございました。
基調講演では、「生産マネジメントの重要性~職業大における教育訓練~」と題して、
職業能力開発総合大学校 平野健次教授にご講演いただきました。
DXの進展による業務変革が必要とされるなか、推進力の鍵を握るのが人材育成です。
企業全体を見渡しながらモノづくりを推進するといった生産マネジメント力を養うための職業訓練と、
職業能力開発総合大学校における取組状況についてご紹介いただきました。
ADAPユーザー発表は、インスタリム株式会社様による
「3Dプリンタ×ADAPで実現する 義肢装具のカスタム量産~必要とするすべての人が義肢装具を手に入れられる世界を作る~」と題してのご発表でした。
義肢装具という個別設計が必要な製品でありながらも最新技術による量産を実現し、
現在、インド、フィリピンで広く義足をご提供されています。
「多拠点間での連携」、「カスタム量産」を叶える生産管理システムというところで、ADAPをご選定いただきました。
ご講演では、事業内容にも詳しく触れていただき、非常に興味深い貴重なお話をお聴きすることができました。
会終了後は、会場参加者同士で懇親会を行い、現在のシステム運用の状況、生産管理の悩みなどの話題で盛り上がりました。
2024年も無事にADAPユーザー事例発表会を開催できたこと、重ねて、御礼と感謝を申し上げます。
当日の会場の様子
↓平野教授の基調講演
↓インスタリム様のユーザー事例発表
↓懇親会(構造計画研究所新館)
開催概要
【開催日程・プログラム】
13:30~ 受付
14:00~14:15 ご挨拶
14:15~15:15 基調講演 職業能力開発総合大学校 平野健次 様
「生産マネジメントの重要性 ~国の施策と教育訓練~」
15:15~15:25 ADAPからのおしらせ
15:25~15:40 <<休憩>>
15:40~16:00 物流ソリューション紹介
16:00~17:00 ADAPユーザー事例発表 Instalimb, Inc.(インスタリム株式会社)様
「3Dプリンタ × ADAPで実現する 義肢装具のカスタム量産 ~必要とするすべての人が義肢装具を手に入れられる世界を作る~」
【内容詳細】
〇基調講演
職業能力開発総合大学校 平野健次 様
題名:生産マネジメントの重要性 ~職業大における教育訓練~
-講師紹介-
厚生労働省所管 職業能力開発総合大学校 能力開発院 生産管理系 教授。
1990年高度ポリテクセンター生産管理・流通系で在職者の教育訓練に従事。2006年職業能力開発総合大学校に勤務。生産マネジメントに関する教育・研究のほか、産業界では生産現場を起点とする「総合的ものづくり人材」の育成に従事。一般社団法人日本生産管理学会理事及び関東支部長、特定非営利活動法人 技術データ管理支援協会理事長。著書に「入門生産マネジメント」(日科技連出版社)、「製造業のための統計の教科書」(日刊工業新聞社)、「ものづくりマネジメントと情報技術」(静岡学術出版)他がある。
〇ユーザー事例発表
Instalimb, Inc.(インスタリム株式会社)様
題名: 3Dプリンタ × ADAPで実現する 義肢装具のカスタム量産
~必要とするすべての人が義肢装具を手に入れられる世界を作る~
-会社概要-
『必要とするすべての人が、義肢装具を手に入れられる世界を作る』をビジョンとして、低価格かつ高品質な3Dプリント義肢装具と、その量産ソリューションを開発するテクノロジー・スタートアップです。
義足などの義肢装具は、義肢装具士(国家資格)の職人技・アナログな製造プロセスと多額の設備コストが必要となるため大きな世界的社会課題となっています。
そこで当社は、AI(機械学習)と義肢装具製作専用の3D-CADソフト、および義肢装具製作専用の3Dプリンターを組み合わせた、世界初である、自動設計による義肢装具のカスタム量産ソリューションを開発しています。
現在はフィリピンとインドを事業拠点としながら義肢装具の製造および独自3Dプリンタの製造もおこなっております。