ADAPユーザー事例発表会2022 開催報告
御礼
先日はご多用の中、弊社「ADAPユーザー事例発表会2022」にご参加賜り厚く御礼申し上げます。
基調講演では、「『DX』ブームと組織変革:組織は本当に変わるのか?」と題して、東京大学大学院 経済学研究科 大木様にご講演いただきました。
そもそもDXとは、組織変革とは何か、どのような事例が成功と言われているのか、どうすれば組織を良い方向に変革できるのか。
学者ならではの迫り方で、熱意のあるお話をいただき、「何か変えられるかも」と力をもらえる、あっという間のご講演でした。
ADAPユーザー発表は、富士通ゼネラル 青森事業所様による「ADAPを活用した生産管理の強化に向けた取り組み」と題してのご発表でした。
「このままではまずい」と自ら調査をはじめた所長、「自分のやり方を次の世代にさせられない」と感じていたベテラン生産管理担当、ADAPの検証から立ち上げを主で担当した生産管理担当のお三方の視点で、ADAP本格運用までをお話いただきました。
生産管理の課題についての共感と、少ないサンプルでの効率的な検証方法が参考になったとの声が、多くの参加者様から寄せられました。
会終了後は、会場参加者同士で懇親会を行い、生産管理の悩みなどの話題で盛り上がりました。
2022年も無事にADAPユーザー事例発表会を開催できたこと、重ねて、御礼と感謝を申し上げます。
当日の会場の様子
↓大木先生の基調講演
↓富士通ゼネラル様のユーザー事例発表
↓懇親会(構造計画研究所新館)
開催概要
【開催日程・プログラム】
2022年12月02日(金)
14:00~14:15 ご挨拶
14:15~15:15 基調講演・質疑応答
15:15~15:30 <<休憩>>
15:30~15:50 ADAP最新バージョン紹介
15:50~16:40 ユーザ事例発表・質疑応答
【内容詳細】
○基調講演
東京大学大学院 経済学研究科 准教授 大木 清弘 様
題名:「DX」ブームと組織変革:組織は本当に変わるのか?
-概要-
ここ数年、DXという言葉は多くの実務家の関心を集めてきました。しかし、DXの本来の目的は「組織変革」であり、この観点から日本企業を見た時に、組織変革まで至った事例は、多くはないのが現状です。
そこで本講演では、昨今のDXの風潮をやや批判的に整理しながら、本来我々は何を目指すべきだったのかに立ち戻ることから始めさせていただきます。その上で、DXのそもそもの目的である「組織変革」における日本企業の問題点を整理しながら、組織変革にどのようにアプローチすべきかを議論させていただきます。
-講師紹介-
東京大学大学院 経済学研究科 准教授
2007年東京大学経済学部卒業。2008年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。2011年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。2012年東京大学博士号(経済学)取得。関西大学商学部助教。東京大学大学院経済学研究科講師を経て、2020年より現職。研究分野は国際経営論、国際人的資源管理論。現在は海外子会社のパフォーマンスに関する研究に加えて、日本企業の人的資本の情報開示に関する研究、ものづくり企業のIoTに関する研究、若手社員を中心とした企業プロジェクトに関する研究を行っている。著書に『多国籍企業の量産知識』(有斐閣)、『コア・テキスト国際経営』(新世社)などがある。
○ユーザー事例発表
-発表者紹介-
株式会社富士通ゼネラル 空調機コンポーネント開発本部 青森事業所
所長 兼 生産部 部長 兼 技術部 部長 河合裕司様、マネージャー 中野繁樹様、太田 幸洋様
-概要-
3ケ月の無償トライアルで感触をつかみ、2021年10月からサブスクリプションにてADAPのご利用を開始、2022年9月に買取りライセンスに移行されました。
システムの選定、トライアルから導入意思決定、運用開始に至るまで青森事業所の生産管理だけで実施されました。 IT部門の支援を受けることなく、河合所長の指示のもと、中野様と太田様の2人で、今までの業務と兼務しながら運用にいたるまでの準備を整えました。
現場目線でのシステム導入について、お三方それぞれのお立場からご発表いただきます。