汎用品としての所要量計算方式(MRP方式)と製番管理の違いをシンプルにご説明したいと思います。

 「1品1品、決まったお客様のために作るのが製番管理で、
同じものをまとめて作って、お客様に分配するのがMRP的な所要量計算です。」

 製番管理は、受注ごとに製番を付与します。 生産や購買の手配は、すべて製番付きで手配されます。 
 その結果としての在庫にも同じ製番が付与されて管理します。 
 たとえ同じ品番のものでも、異なる製番のものを使用することはできません。
 他方、MRPは品番が同じなら、どれを使用しても良いと考えます。


 『製番管理の良いところは』
①所要量、手配量の計算が簡単
 在庫や、既に手配したものを気にする必要がありません。 
 構成データに受注量を掛け算するだけで、手配量が決まります。
②受注に対する、つながりと進捗を見ることが簡単
 同じ製番が付与されているものが、つながりです。 
 製番の手配が完了しているところが、進捗です。


 『MRPの良いところは』
①いくつかの受注分の手配をまとめて行い、効率化できます。
②受注のキャンセル・納期変更などに対し、在庫や手配を融通しあって、臨機応変に対処できる。

 少しだけCMです。新・生産管理システム「ADAP(エイダップ)」はVersion.8から、
製番管理もできるようになりました。 


 「MRP方式と製番管理のハイブリッド」として
標準品とカスタマイズ品がミックスした工場でも、お使いいただけるようになり、
量産型のみならず受注型の製品の生産時にも適用可能です。


 ・現場仕様の生産管理を探している。
 ・クラウド対応や物流に至るまで、見込み生産も含め対応しているシステムを探している。


 ―全部説明しなくても、―≪現場・現物を見て要件の整理ができ≫、
≪現場の言葉≫で≪現場の人間と≫意思疎通できるシステム会社を探している。

 こういった状況でお困りでしたら是非下記をご覧ください。